こだわりの無農薬・無化学肥料栽培

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▼ 合鴨農法

「夢まどか」合鴨農法

農薬・化学肥料を一切使わず「合鴨農法」にこだわりと誇りを持って育てています。田んぼの守り手は可愛いアイガモたち。雑草や害虫を食べてくれて、糞は有機肥料にもなります。アイガモたちが田んぼ中を泳ぎ回ることで、土に新鮮な酸素が取り込まれ、稲の根に供給してくれます。また、水が濁ることで太陽の熱を吸収しやすくなり、冷害から稲を守ってくれます。

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夢まどか 合鴨農法

毎年、ヒナから育てるので、寒さや害獣から守ったり、エサの管理など苦労も多いですが、たのもしい相棒です。

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▼ 種もみの消毒に天然温泉を使用

夢まどか 種籾温泉消毒

無農薬栽培は田んぼの外、苗作りのさらにその前から始まります。一般的には、田植え前の苗づくりの前の段階、種もみを発芽させる前に薬液(要は化学的な殺菌剤、殺虫剤ですネ)を使って種もみ自体を消毒します。これには、①種子伝染性病害の除去、②発芽抑制物質の不活性化による発芽率の改善、という主に2つの目的があります。
元気なお米を育てるには欠かせない作業ですが、農薬の持つ毒性を考えるととても安全とは言えない方法で行われているのです。しかも田植え前に、それも田んぼ以外の場所で行われる作業なのでついつい見過ごされがちです。

夢まどかは、この消毒剤の代わりに地元赤倉温泉の天然温泉の熱を利用する「温泉温湯(おんとう)消毒」を行っています。天然の温泉を利用し、種もみを60℃の温泉に約10分間浸水させることで、バカ苗病やイモチ病など稲の病気予防のための消毒を行うわけです。「簡単そう」に思えるかもしれませんが、温度と時間の管理は大変難しく、少し間違っても芽が出なくなってしまうため、試行錯誤の連続で作業方法を確立しています。
無農薬、とうたっているお米でも、田植え後には農薬を使用していないものの、この種もみの消毒時に薬剤を使用している場合がありますので注意が必要です。この「温泉温湯消毒」の取り組みは全国でも例がなく、農家のバイブルである月刊誌「現代農業」でも紹介されました。